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2015実践学習会 訪問記「BAGZY」

こんにちは、ファシリテーターの間宮隆彦です。
今日も9月に訪問した㈱ブロックス主催の実践学習会参加のご報告です。

福岡訪問会の二日目は北九州の美容室“BAGZY”様訪問でした。
『社員の成長と幸せ』を願う社長 久保華図八さんのあの愛が溢れる美容室BAGZY様です。
今回の実践学習会では、午前中は7店舗あるうちの一つの店舗「空海風花」さんに行き、朝礼を見学、引き続きヘッドスパシャンプーの体験もしました。
午後は本部・研修施設があるBAGZYアカデミーで学習会でした。

朝礼を見学させていただいた「空海風花」の店長は若い植村直子さん、直ちゃんです。
スタッフも若くて楽しい雰囲気です、朝礼はその日の司会者が進行します。ゆったりと広い店舗の一角に集合して開始です。前の日の個別の業績確認もとても自然な語り合いで、意思疎通と情報の共有が図られていました。大声で無理やり元気を出す気合型の朝礼ではなく、店舗全体の人間関係の良さを感じる朝礼でした。一分間スピーチでは高嶋健太さんの想いが心に響きました。

朝礼の後はヘッドスパを体験しました。植村直子さんの丁寧なカウンセリングを受けて、"ヘッドスパアンチエイジングコース”を施術していただきました。「なんでこんなにリラックスできるのか!」と思うほど気持ち良く快適でゆったりと、さわやかな時間でした。シャンプーは全ての基本だと、どなたかにお聴きしましたが、上手なプロのシャンプーとヘッドスパは、このまま仰向けで居つづけたいほどの心地よさでした。

ヘッドスパには①美髪、②アンチエイジング、③リフレッシュなどの効果があるとのことですが、言葉に出来ないほどの快適さで、頭だけでなく全身が喜んでいる感じがしました。

BAGZYさんにはこれまでも何度か訪問していますが、訪問したときに感心することは”お客様を喜ばせ、感動させるためのお客様への準備の周到さ”です。まさに"おもてなしは手間ひま”だと感じさせてくれます。今回も入店時には、ラミネートされた手書きのWelcome Plateにスタッフ5人からのメッセージが書かれ鏡の前に貼り付けられていました。嬉しかったです。記念にいただき持ち帰りました。

ベッドスパを終えてゆっくりとしている時に直子さんから“Ku-kai fu-ka Head spa Counselingseat!!”をいただきました。カルテのようなカウンセリングシートですが、ここにはスタイリングのコツや頭皮マッサージの方法を手書きできめ細かく書き加えて下さっていました。
ゆっくりとヘッドスパを堪能し、空海風花を後にするときには、スタッフの方が、駅の近くでランチの美味しいお勧めのお店と、JRの時刻まで調べて書き写してくれたメモを下さいました。「すごいなあ!!」感心感動感謝です。
また東京から北九州のBAGZY空海風花に来たくなります。必ずまた来ます。
空海風花の皆様ありがとうございました。

午後はBAGZYアカデミーで勉強会でした。
大久保寛司さんのファシリテーションで社長の久保華図八さんと若手スタイリストの高嶋健太さん、早崎光宏さんが貴重な時間を割いてお話しくださいました。
久保華図八さんのご講演はいつお聴きしても大切なことを楽しく気づかせてくれます。BAGZYアカデミーでお話しを聴けるとはラッキーです。
久保さんからはいつも社員への深い愛情が伝わってきます。
久保さんは、社員一人ひとりの人間力を高めることに熱心で、ご自身が手本となる行動を取り続けていらっしゃるのでBAGZYファミリーのこの一体感があるのだと思います。BAGZYの卒業社員にも愛は注ぎつづけられています。根底にあるのはかかわった人を『人生の勝利者に』してあげたいとの思い・信念です。

今回もBAGZY様訪問の実践学習会で、大切なことをたくさん気づかせていただきましたが、久保さんらしさを強く感じた教えは
「拡大よりも充実を選ぶ」
「評価基準が会社の品格」
「尊敬する人のもとで働くほど幸せなことはない」でした。
明るさ、謙虚さ、思いやり、優しさ、敬愛… 素晴らしい価値観を実践されている久保華図八さん。いつも、いつも、いつもありがとうございます。

スタイリストの高嶋さん、早崎さんのお話しからも家族愛、チームワークなどを学ぶことが出来ました。

まだまだたくさん、たくさんありますが、今日はこの辺で終わります。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 感謝 間宮隆彦

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2015実践学習会 訪問記

こんにちは、ファシリテーターの間宮隆彦です。

今日は㈱ブロックス主催の実践学習会参加のご報告です。

㈱ブロックスでは毎年DOIT!映像の現場を大久保寛司さんと共に訪れる「素晴らしい経営の実践学習会」を開催しています。
今年2015年度は、11年目の第11期です。
間宮は9年前の第2期に松崎純一さんと一緒に日本IBMから参加しましたが、今年は9年ぶりに全4講のプログラムに参加させていただくことにいたしました。

今日は9月に参加した九州は福岡の“ぶどうの樹”訪問の印象を少し記します。
ぶどうの樹は福岡県遠賀郡岡垣町のぶどう畑につくられたレストランでウエディングでも大人気です。
社長の小役丸秀一さんが設立され、スタッフと共に夢を語り続け実現し続けている夢のある企業です。
9年前に訪問したときには、小役丸さんが唱える『地域とともに6次産業化』つまり、1次産業(農業・漁業)、2次産業(食材加工)、3次産業(サービス業)すなわち、足しても掛けても6次産業の考えを成る程と感心してお聴きし、夢とバイタリティに溢れたこのリーダーとスタッフが好きになりました。美味しい料理といきいき働く従業員の方たちのおもてなしが印象的で、大感動でした。
天然酵母のパンにも、一つひとつの料理にも感動の物語がありました。

そんな感動の”ぶどうの樹”に、あれから9年ぶりの訪問です。
博多駅からバスに乗ること約1時間で到着しました。
駐車場の入口には、幹部社員の総務・人事部長の奥本馨さんたちが、優しいお人柄の表れた懐かしい笑顔で出迎えてくださいました。
実際に「ぶどうの樹」を訪問してみて施設がこんなに美しく快適に想像以上の進化をしていたとは…。
驚きと感動でした。
森の中には、ガラス張りの白亜のチャペルができていました。まるで外国の映画に出て来るような美しさで、花は至る所に溢れ、ここで挙式したいと願うカップルはたくさんいるに違いないと思いました。
九年前に建築中だった宿泊施設は、“離れ”の形式で7棟、「杜の七種」と名付けられて旅館運営されていました。
その離れ旅館は、なんとミシュランガイドブックに「最上級の快適」の4ランクの更に上の”赤マーク”でランクされており、森に囲まれたゼイタクな時間を満喫したいと、ミシュランガイドは評価しているそうです。「うーん、凄い」
他にも小さなプールの付いた眺めの良い洋風レストランや落ち着いた和風建築もできていました。
ぶどう畑は最上級のテーマパークになっていました。

今回の訪問で最も感銘を受けたことは、料理、施設設備もさることながら「そこで働く人」の人間性とおもてなしの素晴らしさでした。
今回、小役丸社長は社外のためVIDEO映像でのメッセージとなりましたが、総務・人事部長の奥本馨さんと営業部長の大堂卓哉さんのお二人が学習会の講師としてとてもフランクにお話しいただきました。

9年前に訪問させていただいたときには、ぶどうの樹の経営理念である『スピリッツとフィロソフィー』の志の実践のご説明に感動しましたが、今回の訪問では、それを全社スタッフに浸透させる奥本さんのあきらめない情熱と工夫を凝らした仕組みが、毎月毎月廻されていることに感服しました。「ぶどうの樹」をもっともっとよくしたいとの思いが滲み出ていました。
営業部長の大堂卓哉さんは、ほとばしる情熱とサービス精神に満ちていて、お客様の気持ちをそらさない努力を惜しまない人だと感じました。
二人とも「ぶどうの樹」になくてはならない存在です。仲間を信頼し大切にして働いていました。
素敵な人たち、美味しい料理、素晴らしい場「ぶどうの樹」は、必ずまた来ようと思う心地好さでした。
「ぶどうの樹」(グラノ24K)の皆様ありがとうございました。

 感謝 「組織と人の幸せづくり研究所」間宮隆彦

atd2015 基調講演Ⅲ 「UN Think 眠れる創造性を生かす 考えない働き方」Eric Wahl氏

 こんにちは、間宮隆彦です。
 今日も米国フロリダ州オーランドデ開催された人材開発国際会議ATD-ICE2015 (Association for Talent Development – International Conference & Exposition)の基調講演のご報告です。
今日は基調講演Ⅲ エリック・ウォール氏による「UN Think」のご報告です。

エリック・ウォール氏は、国際的に有名なグラフィック・アーティストであり、作家であり、また起業家でもあります。
事前に読んだ資料では、ウォール氏のクリエイティブな経歴は、「基調講演者」という言葉の意味をも変えてしまい、ビジネスマン、アーティストとしての経験から、今や絶大な人気を誇る講演者となっているとのことでした。
どんな内容だろうかと興味津々でした。

実際の基調講演ではステージに絵をかくための黒いキャンバスを立て、スピーチを中断し、その合い間にロックミュージックにのって、大胆にキャンパスに絵具を塗りつけるペインティングのパフォーマンスを始めました。
驚きと共にステージ上のウォール氏を見ながらこれまでの基調講演とは全く違うインパクトを感じていました。
事前に学んだ資料によると、即興でかき上げる絵は、彼が講演で語る中核のメッセージ、すなわち「ビジネスの知性と芸術の直感を組み合わせることで、仕事はもっと活気に満ち、大胆で影響力を及ぼせるものである」との視覚的メタファーとなって、組織がイノベーションを遂げたり、より優れたレベルのパフォーマンスを上げることを通じて、もっと利益を上げることができるとのメッセージを伝える役割を果たしています。
余談ですが、資彼のクライアントには、AT&T社や、ディズニー社、ロンドン・ビジネス・スクール、マイクロソフト社、フェデックス社、エクソン・モービル社、アーンスト&ヤング社、エックスプライズ社などがあります。なぜこれらの会社がクライアントなのか、何かわかるようなわからないような気分でした。

エリック・ウォール氏が現在掲げているUN Thinkのビジョンの原点は、若い頃の失望から生じています。
企業のパートナーとして8年が経過した頃、イノベーティブな思考や、そのビジネスの収益が無いことに苛立ちを覚えました。
彼は会社に考え方を変えるように意見をするようになり、同時に彼自身の情熱を追い始めました。
その過程で、エリック・ウォール氏は、子供の時以来忘れていたアートへの情熱を再発見したのです。
そして現在はアートを通じてビジネスの世界で、人々の「眠れる想像力を活かす、考えない働き方」が大事という”UN Think”活動をしています。

アートとビジネスは対立しているように思えますが、エリック・ウォール氏はこの二つの長所を組み合わせると、個人の潜在能力は最大限に発揮されると言っています。
「人は自分がこうであると信じて来たもの以上のことが出来る存在である、だから、それを閉じ込めている『大人の殻』を破って可能性を追求すべきだ」
と主張しています。
この10年、エリック・ウォール氏は世界中の多くの影響力のある企業にこのような素晴らしいメッセージを刺激的に発信して来ています。
そして、この画期的な思考に対する情熱を思い出せるように、彼が描いた作品をそれらの場所に残してきているのだそうです。

エリック・ウォール氏の一時間の基調講演のパフォーマンスは、間宮のみならず聴衆すべてを刺激し、もっと創造的に考えたり、行動したりする意欲をかき立ててくれるものでした。
われわれ大人には成長過程で学んできた規則やマニュアルに沿った考え方から「心を開放する(UN Think)こと」が必要なのだとのことです。
講演会場がロックのコンサート会場のような興奮状態で「眠れる創造性を生かす、考えない働き方UN Think」に酔いました。
素晴らしいご講演でした。

長文をお読みいただきありがとうございました。
 感謝  組織と人の幸せづくり研究所 間宮 隆彦

atd2015 基調講演Ⅱ 「クラウド時代の学習と創造性」Sugata Mitra氏

 こんにちは「組織と人の幸せづくり研究所」の間宮隆彦です。
今日は米国フロリダ州オーランドで開かれた世界最大の人材開発会議atd2015の基調講演Ⅱのご報告です。講演者はスガタ ミトラ氏。題してLearning and Creativity in the Age of Cloud『クラウド時代の学習と創造性』です。


スガタ ミトラ氏は、テクノロジー時代の子どもたちへの教育方法に疑問を持ち、教育への新しいアプローチの最前線にいる人物です。間宮は、今回初めて講演を聴きましたが未来の教育改革に向け素晴らしい仕事をなさっている方です。TEDの映像でご覧いただければその素晴らしさの概要がお解りいただけます。
http://www.ted.com/talks/sugata_mitra_build_a_school_in_the_cloud?language=ja

彼は現在、英国ニューキャッスル大学の教育テクノロジーの教授で、クラウド上の学校(School in the Cloud)の運営に取り組んでいます。

大きな会場で、記録映像をスクリーンに映し出しながら笑顔で語ってくださったスピーチのあらましです。

1999年にニューデリーのスラム街の壁にコンピューターを埋め込むことで開始された“Hole in the Wall”「壁の穴」というプロジェクトで、子供たちは初めてコンピューターに触れました。ところが、数時間後にはインターネットのブラウザを自由に見て、ゲームを楽しみ、それを子供たち同士で教えあっていることがわかりました。
また、グラニー・クラウド(おばあちゃんクラウド)という取り組みでは、スカイプで大人と子供のグループをつなぎ、おばあちゃんが子供に話す時のように、子供たちがコンピューターを使って学んでいることに対して、「へー、すごいね、もっとやって」「私が子供の時はそんなことできなかったわ、すごいわね。どうやっているのか教えて」などと会話してもらうことを行った。そうした実験から、何を教えるわけでもない、感心したり励ましたりする親切な関与者がいることで、子供たちの学びが加速されることが明らかになりました。

こうした取り組みの結果、どのような場所・地域においても、インターネットへのアクセスを与えられている子供達は、数か月で欧米の平均的なオフィス秘書のレベルまで学習することができるとわかったそうです。“インターネットを使う子供のグループは、どんなことでも彼ら自身で学ぶことができる”と語っていらっしゃいました。

こうして、ミトラ氏は”ブロードバンド”と子供同士の”コラボレーション”そして”励ます人”を子供たちに提供することで、self-organized learning environments (SOLE:自己組織的学習環境)という学習のアプローチをつくり出しました。このSOLEの取り組みを行ったインドの最貧困地域の子供たちの学びの目覚ましい向上は記録映像からもよく伝わってきました。

間宮図

スガタ ミトラ氏は、これらの経験をもとに“Schools in the Cloud”というプロジェクトを開始し、SOLEの自己学習の取り組みを世界中に広めていこうとされています。「こうして学んだ子供は、より探求する人になる。将来の力とは、今あるものを知っていることよりも、知らないことを見つけ出せる力のほうが重要である」とミトラ氏は語っていらっしゃいました。

元々物理学を研究していたミトラ氏は、SOLEで起きているのは「カオスの縁」“the edge of chaos”における学習だと説明されています。
まったく退屈な状態や、反対に本当の混乱の状態からは何の学びも生まれることはなく、様々な自然現象と同じように、この2つの状態が均衡する境目、すなわち「カオスの縁」から新しいものが創発されるということです。
「学ぶということは自発的にカオスの縁から生まれるものであり、ちょうどいいカオスによって、タレントが育成される、これがラーニングの未来だろう」語られました。

お聴きしながらも、聴き終わった後も、これからの教育はどうあったら良いか、まさに「クラウド時代の学習と創造性」の方向を導いていただいた気がいたしました。
素晴らしい基調講演でした。
 感謝
ファシリテーター 間宮隆彦

2015atd基調講演Ⅰ「グローバルビジネスをリードする」Andrea Jung氏

 こんにちは、「組織と人の幸せづくり研究所」ファシリテーターの間宮隆彦です。
いつもありがとうございます。

今日は、米国フロリダ オーランドで開催された2015年ATD-ICEの基調講演の概要のご報告です。

本年も三つの基調講演が行われました。以下のご報告はその第一日目です。

講師はアンドレア・ジュング氏です。
化粧品AVONのCEOとして10年以上にわたり経営をリードした中で学んだ経験を踏まえ、「グローバル・ビジネスをリードする」大切なポイントを語っていただきました。
ご自身のキャリアを含め、Life is not always fair.と捉え、だから失敗も必要で、それを教訓として活かし前進するhuman beingとして、家庭や社会生活の生き方、考え方に共感しました。グローバル企業のリーダーがどうあったら良いかのヒントだけでなく、人として善く生きることが重要との想いも心に残りました。

以下は「グローバルビジネスをリードする」ご講演の5つのポイントです。
1. ビジョンとバリューはそれぞれの国で通じる言葉で。
グローバル企業をリードするには、企業のビジョンとバリューが明確でシンプルであり、世界中の人々が理解できるようにすることが重要。世界の全従業員がそれを理解し、従業員の団結と誇りの源となるようなものにすべき。そして、そのバリューとすべての取り組みや行動の整合性をとることが必要。ジュング氏はAVONのビジョンを”The company for women”とした。

2. 権力(Power)でなく人々に影響力(Influence)を発揮し、人がフォローしてくれるように。
リーダーはビジネスをマネージするだけでなく、人々のことをよく理解し、成功を動機づけ、刺激を与えて高いレベルの”エンゲージメント”を生じさせる影響力がいる。
エンゲージメントは、心のこもったコミュニケーションから生まれる、グローバル組織では、どんなにコミュニケーションをしてもコミュニケーション過剰にはならない。良い事態も悪い事態もいつもコミュニケーションをオープンにとることが必要。

3. 成功し続けるには、改革(Reinvention)が大きな鍵。
うまくいっている時でも常に改革するビジョンを持ち、最もうまくいった戦略は残し、他のはすべては変えようとする意識が大事。そのためには「まず自分自身を改革すること、これなくして組織を改革することはできない」。
成功し続けるためには、週末に自分を”クビ”にし、月曜日に全く初めての仕事に就く気概で出社、自ら下した決断を新しいレンズで見直すように臨みたい。

4. 社員としてもエグゼクティブとしても顧客としても、女性は最も重要だと認識する。
女性の持つポテンシャルは企業にとってクリティカル。特にグローバル企業は指導的地位にある女性の活躍の場を平等にすることが重要。

5. 仕事をうまくやることも重要だが、良いことをすることが重要。
意味のある人生を持てば、いい仕事ができる。社会貢献、コミュニティに貢献することで、心が安らぐ。社会的責任と地域社会への貢献は全世界の従業員を団結する強力な方法となる。
Andrea Jungさんの社会貢献の一つはガン撲滅運動をしていることです。


ご講演の終盤にジュングさんは、ご自身の生い立ちやキャリアからジュング氏が学んだキャリアからの学びを伝えてくれました。大勢の聴衆と共に間宮も共感しながらメモを取りました。

人生では高邁な目標・志が重要だと記しています。以下に乱雑なメモを見ながら書き直します。

【これまでのキャリアと人生からの学び】
1. 権力(Power)でなく目的(Purpose)を持つこと、パワーではない。
2. 時計(Clock)はなくコンパス・羅針盤(Compass)をもって生きること。目的・志だ
3. 決してあきらめず、やり続けること。植えたところで咲かせなさい、Never Give-up.
4. 前進し続けること、Fail Forward失敗しても前のめりに倒れること。
5. 人生はいつもフェアというわけではない。 [その通りだ…、それを受け入れる心]
6. 善いことをつなぐ(Pay it forward)、 人から受けた善意を他の人に受け渡す。

リーダーは肯定的な変化を起こすこと、世界を変えられるのはやはり人なのです。

 以上、変化をもたらすには、モチベーション、ビジョン、パッションの重要性を権力のパワー(Power)で説得させられるのではなく、バランスのとれた影響力(Influence)をもって学ぶことが大事だと納得出来ました。

なお、ジュング氏がCEOを務めるグラミンアメリカは、ノーベル平和賞受賞ムハマド·ユヌスによって設立されたグラミン銀行のアメリカ版と間宮は理解しています。グラミンアメリカは、米国の貧困家庭の女性とその家族のより良い生活のために、マイクロローンと、そのトレーニング、サポートを提供しています。詳細はhttp://grameenamerica.org/about-usをご参照ください。
  感謝
長文をお読みいただきありがとうございました。
  ファシリテーター  間宮隆彦 

米国出張 終わりよければすべてよし

こんにちは、「組織と人の幸せづくり研究所」所長 ファシリテーターの間宮隆彦です。
フロリダ―のオーランドで開催された世界最大の人材開発国際会議ATD(Association for Talent Development)に参加し、
オーランド空港からシカゴのオヘア空港経由で成田に戻りました。ATDは素晴らしいセッションの連続でした、その概要は別途ご報告いたします。
今日は帰りの飛行機内のお話しです。
オーランドからシカゴ行きの便が一時間遅れて 乗り継ぎがギリギリになってしまいました。 
オヘア空港はとても広い空港ですから 少し急いで乗り継ぎのゲートに移動しなければと早足で向かいましたが 何と幸運なことにオーランドとシカゴでは時差が一時間ありホッとしました。
この時ばかりは厄介な時差をありがたいと思いました。勝手なものです(笑)

シカゴから成田までの12時間の復路はANAの1011便でした、座席は長い機体の最後部の最後部、一番後ろの通路側の席でした。 
国際線の最後部に座ったのは初めてで「オヤオヤ…」と思いながら着席。でもそこは、エコノミー席の機内全体を見渡せるよい席でした。
その上、機内は満席でしたが 自分の横の席だけが不在、空席でゆったりとできました。

「終わりよければすべてよし」という言葉があります。今回の米国出張がそうでした。今年のATDの帰りのフライトのCabin Attendantの方たちは、これまでの中でも最高のクルーでした。 

一言で言えば、どのCAもみんないきいきと笑顔で、満席の乗客一人ひとりに優しく応じていました。
クルー同士のアイコンタクトも「私がやるわ」「ありがとう」と眼と短い言葉で意思を伝え合い自然で見事でした。(この瞬間的やり取りは素晴らしく感動しました。) 満員の乗客のためにこのクルーは状況に応じてキビキビとお互いの役割を補い合いながら、溌剌と仕事を楽しむ凄いチームワークでした。この様子を見るともなく見て、「このチーム、相当凄いな!」と、只々感心し、次第にしっかりと観察してしまいました。
洗面所の中にも配慮がありました、ただきれいなだけでなく、CAから乗客に日本語と英語で手書きのメッセージカードが書かれ貼られていていました。「フライトを快適に過ごしていただきたい」とのあたたかな心遣いを感じました。
その他にもいろいろ感じました。私が頼んだ二杯目のトマトジュースのプラスチック・グラスにも、一杯目にお願いしたときと同じようにレモンスライスが入ってていました。実は、忙しいからそこまではきっと無理だろうと思っていました、案の定レモンスライスは入っていないなと、思いながら飲んだところトマトジュースの中からレモンスライスが出てきました、流石です。これも驚きでした。この程度のことは、たくさんのCAがやっていますと読者の方は思われるかもしれません。 しかし、義務的にではなくすべて笑顔で爽やかに、心から醸し出されるおもてなしの雰囲気が伝わる対応をしていただきました。最善を尽くすことを共に心に誓いあっているチームだと勝手に拝察しました。
忙しさの中でも最善の対応を明らかに、楽しんでいました。凄いチームでした。

せめて飛行機を降りるまでに、この最高のクルーに心からの感謝とお礼を必ず言葉で伝えなければと思いました、きっと最後列の席になったのは、このクルーにお礼を伝える役割を神様が与えられたのだろうと考えました。
近くにいたお二人のCAに心から感謝の気持ちをお伝えしました。
とても素直に喜んでくださいました。そのピュアさにも感心しました。

降機の際、このクルーのお名前を知ることが出来ました。(間違っていたらごめんなさい)
クルーは新名主(シンミョウズ)、美甘(ミカモ)、古川、北田、YUさんの5人と、チーフパーサー手島さんでした。
本当にありがとうございました。

『終わりよければすべてよし』、素晴らしいおもてなしのフライトに感謝し今回の米国出張を満足しています。
人材開発国際会議に参加する出張でしたが、帰りのフライトで、素敵な働き方まで教えていただいた機内でした。
ありがとうございました。
 感謝  組織と人の幸せづくり研究所 所長 
     マミートマツ・ファシリテーション・ラボ代表
ファシリテーター 間宮隆彦

『病になっても病気になるな!』

こんにちは、間宮隆彦です。
ゴールデンウイーク中の平日にK大学病院心臓外科に検査に行きました。
10年前の心臓弁の手術以来ここに定期的に通院しています。
相変わらず大混雑でしたが、病院のスタッフの応対は年々改善されて丁寧で親切です。
待ち時間が長い病院にはスタッフ全員の対応がとても大事なことだと思います。
実は今回の検査では、前回から少し気になっていた点があったので、どんな診断結果が出て、どんな宣告を受けるのか? 例えて言えば、入学試験を終えて、自己採点をしてみたら合否ギリギリの状況で、少し不安なまま実際の入試結果の合否発表を見に行く受験生の心境でした。
結果が良くても悪くても、いずれであっても診断結果は素直に受け入れようと覚悟して(当たり前ですが)臨みました。
どちらであっても意味があると思っていました。
心臓の診察と検査結果はOKでした。 
良かったです。ホッとしました。気になっていた胸の痛みは心臓に起因するものではないようでした。
一安心です。薬は毎日飲みながらですが、また通常の生活が送れます。
ありがたい ありがたい。感謝、感謝です。
まだ生かされていることに感謝して、足取り軽く病院を後にしました。

病気知らずで 一生健康で暮らせることは、誰にとってもありがたいことだと思いますが、場合によっては大病を患ったことこそが「ありがたい出来事」と思えることがあります。
私の場合もそうでした。突然の心臓病のお蔭で、“いのちの大切さ”、“人と人のよい関係の大切さ”に気づくことが出来ました。
出来事の見方・捉え方が変わりました。仕事観も人生観も変わりました。大病のお蔭で大好きなファシリテーターの仕事にも巡りあえました。素晴らしい人にもたくさん巡りあっています。幸運でした。今は、「大病の経験が私の強みです」と笑顔で伝えています。

世の中で起こる出来事にはみんな意味があると思っています。自分次第です。起きた出来事の捉え方で人生も過去さえも変わります。
是非とも心に留めておきたいことは『病になっても病気になるな!』です。

  感謝  ファシリテーター 間宮隆彦

だらだらするには訳がある?

こんにちは、ファシリテーターの間宮隆彦です。

久し振りのブログです。書かなければなぁと思っていましたが、すっかりご無沙汰しています。

出張で東京から名古屋に移動する新幹線の中で思ったことです。
「明日までに提出の宿題を忘れていても、急に思い出したなら慌てて取り組むのに。」
「どうしてこのブログは…?」

自分は何かをやり遂げるために 目的・目標が具体的かつ鮮明で達成期限が明確であればやる気になり行動します。
しかし、仮に達成期限が明確でも、十分に時間があるとだらだらと過ごしてしまいがちです。
他のことで忙しく、その目標実現のために時間が割けないこともありました。
反対に、これはやるぞと決意して少しですが毎日続けていることもあります。

「本当の自分は一体どれなのだろうか?」
車窓から見える新緑の美しい景色を眺めながら考えました。
「間違いなく、どれも本当の自分」です。

まず、「なぜブログを書かなければ…と思っていたのか?」から考え直しました。
思い浮かんだ答えは、
何人かの人が、私がどうしているか、元気なのか 生きているのか 何をしているのか 消息を知る手段だと話してくれたことがあったからです。
なのに「どうしてブログを書かなかったのか?」
出てきた答えは、「自分にとってこのブログは提出期限のない宿題のようなものだと勝手に思っていた」と気づきました。
気づきはさらに広がり、提出期限がない『いつ提出しても良い宿題のような人生課題』が自分にはいくつかあると気づきました。
それは、提出することが目的ではない大きな宿題です。自分でやると決めない限り、宿題だとも気づかない人生の課題『生き方』です。
「ときにはだらだらも好いが、今回のだらだらは好くないな」と思いました。

「このだらだらを 改めることが出来たらいいな!」とも思いました。
「ダメだった自分の失敗経験が改善出来たら、それはきっと誰かの役に立つな」と思ったとたんに、「よーしっ!」とやる気のスイッチが入りました、幸せな気持ちになりました。

人生の課題『生き方』も「やるか、やらないか」ですね。
「無理せず、無茶せず、あきらめず」いきます。

お読みいただきありがとうございます。
そしてブログを掲載してくれる㈱ブロックスさま、ありがとうございます。

感謝  ファシリテーター 間宮隆彦

2014年「組織と人の向上セミナー」を終えて

こんにちは、ファシリテーターの間宮隆彦です。

今年も、㈱ブロックス主催の「組織と人の向上セミナー」オープンコースの進行役・ファシリテーターをブロックスの社員の方と共に、東京、大阪、那覇で計8回務めさせていただきました。
今年はこれで終了です。

今年の最後のコースは、10年目となった経営者向けのブロックスセミナー「素晴らしい経営に学ぶ実践学習会」全4講の終了後の12月19日に沖縄那覇で開催されました。

ご参加者は、前日早朝から沖縄教育出版様を訪問しました。
まず、日本一有名な朝礼に参加し、職場を見学しました。
その後に川畑社長の会社経営への想いをお聴きしました。
喉を傷めていて辛そうでしたが、とてもわかり易い内容でした。

次は、ご参加者が最も心を揺さぶられた社員の方たちとの対話会でした。
私も沖縄教育出版様には何度もお邪魔していますが、こちらの社員の方のお話しは聴くたびに感激します。

今回も、障がい者の方たちの成長意欲・働く意識・責任感・チームワークなど「障がいは長所だ」と感じてしまうほど感動的な仕事への取り組み方です。
見習おうと思いました。
Q&Aを通じた対話の場で感じる仕事や仲間への純粋で圧倒的な想いに感動の涙が出ました。
凄いチームです。

最後はこの「日本でいちばん大切にしたい会社」を創り上げた川畑会長のお話しでした。
川畑会長が楽しそうに語る経営哲学は一言でいえば大家族の「家族愛の経営」でした。
遠くから温かく家族を見守る愛を感じました。
やはり日本でいちばん大切にしたい会社です。

12月19日の「組織と人の向上セミナー」は、前日の学びの余韻もあり、参加者全員が心を開いて、謙虚で素直な話し合いがなされました。
様々な会社の人たちが相手の話をしっかりと聴き、じっくりと話し合って得られた気づきを共有されていました。
素晴らしい光景でした。
終盤には、更に良くなるためのご自身のあり方、組織へのかかわり方を見直していただきました。

最後におひとりずつ順に熱く「実行の決意」を語っていただき、和やかに励まし合う場となりました。

ご参加の皆さま、ありがとうございました。

 感謝 ファシリテーター 間宮隆彦

ASTD基調講演3 ケビン・キャロル氏「職場での遊び、誰でも世界を変えられる」

ケビン・キャロル氏 

基調講演の最後はKevin Carrollケビン・キャロル氏でした。

「Play@Work:Unleashing Growth Through Creativity and Innovation」職場での
遊び(play)を通じた創造性と革新による成長と題しての講演です。

キャロル氏は人間の可能性を最大限に高めたり、事業の成長を継続的にするために、
社員に遊び(play)の精神や創造性を発揮できるように働きかける支援を多くの人々に
(フォーチュン500のCEOや従業員から、学校の子供まで)行っています。

キャロル氏は、ナイキ社などで働いた後、自分の名前を付けたケビン・キャロル・カタリスト社を
創業しています。著書には『Rules of the Red Rubber Ball』『What's Your Red Rubber Ball?! 』
『The Red Rubber Ball at Work』の三冊がありますが、日本語にはなっていません。
基調講演では赤色ゴムのバスケットボールを持って登場しました。

エネルギッシュで陽気なキャロル氏のご講演の概要は、誰でも人はオリジナルの才能を持っている、
そしてその人らしい情熱を持って、自分ができることをやり続ければ誰でも世界を素晴らしい方向に
変えられるというものでした。

こう断言する背景には、ケビン氏の大変厳しい生い立ちから現在までの成長が、
自信となっていると感じました。
そして、その厳しい生い立ちにおいて、様々な人たちの支援を受けてご自身の天職に気づけたこと、
支えてくれた人たちのお蔭で、現在の自分が形作られていること、
これらのことへの感謝を語られました。

自分が持つ才能を発揮し素晴らしい世界をつくることを可能にする遊び(Play)やスポーツは
どのような特徴があるかを語り、職場での遊びの素晴らしさについて、事例映像を映し、
心を込めて、ユーモアを交えて伝えてくれました。

自分を形作っている才能に気づき、そのことに感謝して、自分にだけある才能を最大限に発揮して、
周りの人たちに貢献しようというお考えです。そうすることが、そのまま周囲の人たちのその人だけに
ある才能を輝かせることにつながるとのお考えでした。

すべての人にある才能のカタリストとして活動を続けることで、誰でも世界を素晴らしい方向に
変えることができるという信念に満ちた明るいメッセージでした。

この基調講演は、子どもの頃学んだ遊びの重要性を気づかせてくれました。
大人が働く世界でも今後の成功に遊びが不可欠だと、間宮も感じています。

組織風土(ビジネスカルチャー)に意図的な遊びの要素を取り入れることで、
誰でも世界を変えられると感じ勇気づけられました。

「遊び(play)」を通して、人と人がつながり、新たな世界を築いていくこと、
そして、自分に与えられた才能を基に、自分が喜びや楽しさを感じるところから、
革新、創造、問題解決につなげていけることが語られました。

まずは、自分ができることから世界をチェンジしようとの会場への提言に
聴衆はスタンディング・オベーションで応えました。

今年の基調講演の三人は、すべてご自身の体験をもとに大切なメッセージを発信してくださいました。

「VUCAの環境」で「変化」に「適合」し、チームを幸せにするこれからのリーダーシップの姿を感じました。

今日も長文をお読みいただきありがとうございました。

 感謝  間宮 隆彦
 マミートマツ・ファシリテーション・ラボ 代表
 組織と人の幸せづくり研究所  主席研究員

ASTD基調講演2. スタンリー・マクリスタル将軍 「危機に適合するチームづくり」

こんにちは、間宮隆彦です。

今日も前回に引き続き、ワシントンDCで開かれた、
人材開発国際会議2014 ASTD-ICEの基調講演の概要のご報告です。

今回は基調講演2. スタンリー・マクリスタル将軍の「危機に適合するチームづくり」です。

英語のgeneralを日本語訳では、将軍と訳したり、大将と称したりしています。
辞書によれば、米国では将官の位階は星の数で示すので,
俗には准将・少将・中将・大将・元帥の 5 階級、とあります。
スタンリー・マクリスタル氏は星の数は4つです。
5月6日に基調講演でご登壇されました。

軍隊があるアメリカでは、経営幹部や人材育成部門の人が、
優れた成果を挙げた軍人から「リーダーシップ」を学ぶことが多いようです。

戦闘下のリーダーは、自らの命の危険のみならず、
部隊の全メンバーの命がかかっており、リーダーの戦略とリーダーシップ如何で戦況は一変します。
そんなギリギリの状況下のリーダーシップに企業戦士も大いに学ぶ点があるのだと思います。

基調講演2のスタンリー・マクリスタル将軍は、
オバマ大統領政権のアフガニスタンに対する対反政府活動の戦略立案と実行を指導、実践し、
これまで事例のなかった軍組織間の意思疎の実践法を編み出し、
進化するテロリズムに対しては、包括的な対テロ組織を設立し、
その指揮にあたったことでも著名な方だそうで、ご講演は、重厚さを感じさせながらユーモアもあり、
大変歯切れのよいスピーチだと感じました。

スピーチの中では、テロや戦闘の話しのみならず、航空機事故など
これまで実際に生じたさまざまな危機的状況の具体例を挙げ、
これらの状況に素早く柔軟に適合して生き残ることができるチームや組織をつくるための、
実践から得た知恵やノウハウを披歴し、危機に対応するチームづくりに重要なことは
「共通の目的を持つことと信頼」「意識共有とエンパワーメント」であると話されました。

マクリスタル氏の体験から得た知恵は、軍隊を率いるリーダーシップの積み重ねから
獲得されたものと言えますが、この知恵も2001年9月11日火曜日のテロで一変します。激変です。

これまでのリーダーのあり方や、リーダーシップのあり方のすべてが変わってしまったとのことでした。
この発言を講演の中で聞いた時は大変強いインパクトを感じました。
つまり9.11に象徴されるテロリズムの大きな衝撃が、
米軍の伝統的組織基盤を揺るがせてしまったのです。
それまでは、組織が大きく官僚的になることで、保たれる秩序や強さが米軍にはありました。
しかし、環境変化が激しく複雑な状況下においては、環境に適合できず、9.11で示されたように、
脆弱性に変わってしまうというのです。
この危険性に、なるほどと納得しつつ、強いインパクトと驚きを感じたのです。

複雑で変化の激しい状況でチームや組織が生き残って結果を出すためには、
組織が次の3点を意識して行動できるか否かにかかっています。

①予測できるという傲慢さの排除 (Predictive Hubris)
②有機的な適合性の創造 (Organic Adaptation)
③共有化された意識と権限委譲による実践 (Shared consciousness & Empowered Execution)
一言で言えば「未来は予測することができず適応していくしかない。」のです。

だから未来を予測できるという傲慢さを捨て、現実に適応する力を高める必要があります。

スタンリー・マクリスタル氏は、実際にこの認識をエアラインの危機管理研修に取り入れ、
その結果、死亡事故が減った事例などを説明してくれました。

基調講演の内容をすべてまとめることは難しいのですが、このご講演からの学びは、
複雑かつ危機的な状況では、かかわる人同士がお互いに信頼し、
チームとして一体感を持たないと任務は達成できない。
小さなチームであれば一体感を持ちやすいが、組織が大きくなるとそれは難しい。

組織が大きくなっても一体感を保つためには、相互にコミュニケーションを十分とり、
意識の共有を図ることである。この行為が問題解決につながる。
加えて大切なことはEmpowerment権限移譲することです。
権限委譲をすることで、委譲された人の行動は注意深くなり、
生産性の高い活動に進化するのです。(納得です。)

だから、目標達成のためリーダーの大事な役割は、権限移譲をすることにあるので、
リーダーはメンバーに権限委譲して目標達成をするのが良い。


スピーチの中で語られたストーリーの数々は、アルカイダのリーダーを捉えようとした時のエピソードなど、
誰もが知っている大事件が散りばめられていました。あっという間の基調講演でした。

今や危機は予測しきれないVUCA(Volatility変動性、Uncertainty不確実性、Complexity複雑性、Ambiguityあいまいさ)の時代です。
そんな時代には、危機的状況に素早く柔軟に適合するチームづくりをしていきたいものです。
自然界で生じる有機的な自己組織化のようにチームをつくるためには、
エンパワーメントが極めて重要だと認識いたしました。

今日も長文をお読みいただき、ありがとうございました。
何かお役にたつ点があれば幸いです。

(ご参考:2011年のTED http://www.ted.com/talks/stanley_mcchrysta , 字幕付 http://digitalcast.jp/v/11625/ )

 感謝  間宮 隆彦
 マミートマツ・ファシリテーション・ラボ 代表
 組織と人の幸せづくり研究所  主席研究員

間宮のノートには更に、以下のメモが判読困難な速記録のように書かれていました。
「リーダーとは正しいから素晴らしいのではなく、 積極的に学ぶ事、
そして部下を信頼する姿勢こそが素晴らしいのです。」 これは簡単な事ではありません 。
それにフェアなものでもありません 。打ちのめされて 苦しみ 、心に傷が残ることもあります。
しかし、もしあなたがリーダーなら 、あなたが頼りにしている人達が 助けてくれるでしょう 。
そして「もしあなたがリーダーなら、 あなたを必要としている人達の為に活力を持ち続けてください。」 以上

ASTD基調講演1. アリアナ・ハフィントン氏 「幸せに生きる第三の指標」

こんにちは、間宮隆彦です。

今日はASTD-ICE2014 基調講演1. アリアナ・ハフィントン氏のご報告です。
ASTD-ICEの基調講演は素晴らしいオピニオンリーダーが登壇されます。
毎年どのようなスピーチが聴けるのか楽しみです。

基調講演をされる方は”TED”の動画でも高い評価を受けている人たちです。
アリアナ・ハフィントン氏は、ハフィントン・ポスト・メディアグループのプレジデントであり、編集者です。
ギリシャ出身のハフィントン氏は、2013年のフォーブス誌で
最もパワフルな女性の一人として選出されただけでなく、
TIME誌の世界で最も影響力のある100人にも選出されています。
ハフィントン・ポスト誌は、日本でも一年前からwebで配信されています。

以下は、アリアナ・ハフィントン氏が当日(5/5)のスピーチで語られ、
間宮の心に残った講演概要のご報告です。

7年前、ハフィントン氏は過労で倒れ、あごの骨を折り、
目の上を5針縫うほどの怪我で入院しました。
その時に、自らを問い直したそうです。
「いい人生とは? 成功とは何か?」を。

一般的に成功とは「お金」と「権力」の二つの柱を得ることが、
人生の指標であるかのように言われていますが、ハフィントンさんは、
その時「幸せに生きるためには、第三の指標がある」と気づかれました。

次元やスケールは桁違いですが、昔、間宮自身も突然の心臓病で入院したときに
類似の想いを持ちました。
それは、働く人の人生で大切なことは「金も地位も名誉も得ること」と思っていたが、
本当に大切なことはそれではないと気づかされた時と非常に良く似ていると、共感しました。

ハフィントンさんが唱える第三の指標です。
それは、Life of Well-being, Wisdom, Wonder and Giving (3W+G)です。

①Well-being (健康であること)
睡眠時間を4~5時間に減らして、ヘトヘトになるまで自分にストレスをかけて頑張るよりも、
十分な睡眠時間、7~8時間を取り、さらに5分間の瞑想をすればするほど人の能力は上がる。
これは現代科学でもアスリートの成績でも証明済みである。加えて、昼寝を職場でするのも良い。

②Wisdom (知恵とつながる)
知識がありIQが高ければ、良い決断が出来るわけではなく、自分の中にある知恵とつながることで、
創造性や直観を養うことができる。それには四六時中デジタル・ディバイスに触れているのではなく、
就寝時や目覚めた朝にはスマホを遠ざけ、自らの忍耐力を養う。
また、障害をチャンスと捉えることができるかが問われる。

③Wonder (不思議だと感じる)
すべての物事には大きな”目的”がある、宇宙の神秘をも感じて、なぜだろうと思うことが大事。
たくさんの仕事を同時並行でしていると、疑問を持つことを忘れてしまい、
人生を楽しむことをも忘れてしまう。
働き過ぎのストレスを回避して、自分の時間をつくってリフレッシュすると良い、
出来ない仕事は外すなど自分を許すことも大事です。

④Giving (与えること)
人は遺伝子上 与えることに喜びを感じる存在。
ウィスコンシン大、ノースカロライナ大の研究では「Givingは幸福への近道」である。
階層に関係なく人と人が挨拶などでつながるのが良い関係。
ハフィントン・ポスト誌では”good NEWS”の項目を設け、何かを与えたり、
みんなが感謝している記事を掲載し続けている。

ヘトヘトになるのが人生の目的ではなく、十分睡眠をとって、今いる環境と一つになって、
創造力や変革する力を養い、Compassion(思いやり、慈しみ)を持って生きることが
大切と語られたと受け止めました。

頑張り過ぎのDoingから、人として善く生きるBeingを勧めてくださった理解しました。
その通りだなと共感です。
Compassion(思いやり)の言葉は、聴きながらダライ・ラマの言葉compassionと重なりました。
聴き終えて心からの拍手をしながら2014年ASTDの最初の基調講演の内容を感慨深く受け止めました。

以上、基調講演1. アリアナ・ハフィントン氏 「幸せに生きる第三の指標」のご報告です。
長文をお読みいただき、ありがとうございました。

次回は、基調講演2. スタンリー・マクリスタル将軍 「危機に適応するチームづくり」

 感謝

(ご参考2010年のTEDですhttp://www.ted.com/talks/arianna_huffington_how_to_succeed_get_more_sleep)

マミートマツ・ファシリテーション・ラボ 代表
組織と人の幸せづくり研究所 主席研究員
 間宮 隆彦

2014ASTD-ICE人材開発国際会議参加報告

こんにちは、間宮隆彦です。

今年も世界最大の人材開発国際会議、
ASTD-ICE(American Society for Training & Development – International Conference and Expo.)に参加してきました。
今年は米国ワシントンDCで、5月4日から7日まで開催されました。

ASTD国際会議では、毎年複数のテーマに分けられたセッションが同時進行で進められ、
参加者は自由にセッションを選んで参加します。
今年は12のカテゴリーで約260ものセッションが開催されました。

カテゴリーは、キャリア開発、トレーニングデザイン、グローバル人材開発、
ヒューマンキャピタル、リーダーシップ開発、ラーニングテクノロジーなどです。
今年はこのカテゴリーに、ニューロサイエンスの分野のテーマが
「ラーニングの科学」として加わり、11のセッションが持たれました。

「脳科学」の進展により解明されつつある「人間の脳の効果的な学び方」に興味があったので、
予備知識として「脳」に関する日本語の本6冊に目を通して臨みました。

それは、セッションに参加した時に、例えば海馬や扁桃核や大脳辺縁系など
日本語でもよくわからない脳の部位を、英語で聴いても恐らくチンプンカンプンだろうと
思えたからです。お蔭様で思いがけずニューロサイエンスの事前学習ができました。
解らないなりにもセッション参加が楽しみになりました。(笑)

楽しみといえば、毎年のASTD-ICEで楽しみにしているのは、
世界をリードするオピニオンリーダーによる基調講演です。
今回も次の3人の著名な方が、心に残るご講演をされました。

なお、以下の基調講演のタイトルは、間宮が講演を聴いた後に名付けたものです(笑)

基調講演1. アリアナ・ハフィントン氏 「幸せに生きる第三の指標」
基調講演2. スタンリー・マクリスタル将軍 「危機に適応するチームづくり」
基調講演3. ケヴィン・キャロル氏 「誰でも世界を変えられる」です。

次回からのブログで、この3つの基調講演を順次、間宮の解釈をもとに
ご紹介ご報告させていただきます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それでは次回にお会いしましょう。
 感謝

マミートマツ・ファシリテーション・ラボ 代表
組織と人の幸せづくり研究所 主席研究員
   間宮隆彦

5月のホウレンソウとDCAP!?

こんにちは、マミートマツ 間宮隆彦です。

いつもありがとうございます。
5月になりました。
東京は桜の花も終わり、緑が美しい季節です。
ゴールデンウイークを屋外で楽しむ人には、うっとうしい大雨も上がりました。
晴れもよし、雨もよし、最高の季節です。

月初と言えば、間宮が月初に実行していることの一つに、月間活動報告があります。
仕事を一緒にしている仲間に報告しています。
もともとは、報告・連絡・相談を関係者の人たちと定期的に行うための企業内の
【報連相ミーティング】でした。

昔は、報告のための【報連相ミーティング】の色彩が強かったのですが、
今は【報告書】の形にして仲間に送っています。
年初に一年間の活動方針を決めて、目標を掲げ、毎月その進捗を振り返り、
次の活動計画づくりまで楽しんでいます。

この活動を続けているうちに、得られたものがあります。たとえば、
□目標を立てて行動し、それを謙虚に振り返ることの大切さがわかりました。
□自分の特性もわかりました。長所短所というよりも個性=特性と思っています。
□関係する人に支えられていることも良くわかりました。感謝・感謝です。
□世の中には素晴らしい人がたくさんいて、さまざまな人に支えられ、
自分もときどき支えていることにも気づけるようになりました。
これだけ挙げても、間宮にはとても価値のある【報連相】です。

今日は、
【報連相】マミートマツ2014年5月 月間活動報告から、
「今月のサマリーと雑感」の部分を少し共有させていただきます。
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4月は、組織風土改革を実践し続けている各社のリーダーの方たちと語り合う
機会に恵まれました。
 素晴らしいリーダーと組織は、真面目に”いい会社”づくりを継続していました。
 『本物は続く、続くから本物になる』と感じました。
 熱い心の本物の人たちとお話ししていると、
日本の企業が『社員の意識の高さにおいても、グローバルの見本』であって欲しいと
思ってしまいます。
 今月も、出来る範囲で、意識の高い人たちを応援し、素晴らしい人、
素晴らしい組織をつなぎ、つないで行きます。
 『無理せず、無茶せず、あきらめず』 感謝
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この雑感の後に本題の「月間活動報告」続きます。
今月も健康で、【報連相】マミートマツ2014年5月度活動報告ができたことに感謝です。

この文をお読みの皆さんは、もっと皆さんらしい方法でご自身のPDCAを回して
いらっしゃると思いますが、年初から5ヶ月経った今、もしうまく回っていない方が
いらっしゃるならば、PlanよりもDoに重点を置いて、
Doから始めるDCAP(ディーキャップ)がお勧めです。
DCAPを回せば、みごとな本物です。
やってみてください。”Doから始める”です。(笑)
お読みいただきありがとうございました。


 感謝 

『心に描いた夢は必ず実現する』
マミートマツ・ファシリテーション・ラボ
  代 表  間宮 隆彦
組織と人の幸せづくり研究所
 主席研究員 間宮 隆彦

情報発信は何のため誰のため?

こんにちは、間宮隆彦です。
久しぶりにブログを書いています。
本当に久しぶりです。
初めましてと書くべきかもしれません。(苦笑)

今年のお正月に、マミートマツ・ファシリテーション・ラボの間宮隆彦として
年間活動方針と重点施策を立てました。
ここ数年実施しています。
例年通り数値目標設定もいたしました。
その際、今年は「情報発信をもっとしなければ!」と反省していました。

しかし、4月も中旬を過ぎた今、昨年中ごろから掲載はゼロ。
“永遠のゼロ”とならないように、何とかせねばと思っています。

何故でゼロなのでしょう?
・自分自身の活動の優先順位の低さを反省しています。
・忙しくなって、書く時間が取れていないことも事実でした。
・そんな状況でも、「情報発信」するからには、
絶対に役に立つ良い内容を書きたい、いいなと思って欲しいと、
自分でハードルを上げ過ぎていた気がします。

一言で言えば、「着手していなかった」のです。
気づいていても、「行動につなげていなかった」です。

これからは、もっと楽に行こうと思います。

これまでの自分の固定観念は、志の高い「不特定多数」の読者のために、
読んで役に立つ情報を発信することでした。
学術論文でもないのに・・・です。

今日からは、もっとリラックスして、気づきのヒントや気分転換としていただくために、
あるいは仮にそのように出来なくても、間宮隆彦 自らが、
気づきのヒントを得るために書いてみようと思いました。

今日の気づきは
「考えて行き詰ったら動いてみること」です。

もう一つ
「その活動の『目的は何のため』、このことに自分が納得する」です。

ありがとうございました。

 感謝
 マミートマツ・ファシリテーション・ラボ 代表
 組織と人の幸せづくり研究所 主席研究員  間宮隆彦

20130603 2013ASTDコンファレンスのご報告 ~基調講演Ⅲ マルチプライヤーというリーダーシップ リズ・ワイズマン~

こんにちは 間宮隆彦です。
五月にテキサス州ダラスで開かれた2013年ASTD International Conferenceの
基調講演Ⅲの概要のご報告です。
元オラクル社の役員で、現在はシリコン・バレーに本社を置くワイズマン・グループの社長として、
世界各国でエグゼクティブ向けにリーダーシップを教えるなど、
グローバル・リーダーの養成に長年携わっている
リズ・ワイズマン氏(Liz Wiseman)による基調講演でした。
講演は、ワイズマンさんのこれまでの仕事と研究から見出された
現代社会における効果的なリーダーシップのあり方が紹介されました。
著書の“Multipliers”の考えに基づいたご講演でした。
今の時代に合った新しいワークスケープ、新しいワークフォースをつくり上げていくにあたって、
その変革を推進するにはどんなリーダーシップのあり方が求められているのでしょうか?
という問いかけでワイズマン女史のエネルギーを感じる講演が始まりました。
ワイズマンさんは、ご自身が考えたマルチプライヤー(Multiplier)という
リーダーシップのスタイルを次のように説明されました。
マルチプライヤーのリーダーシップとは、周囲の人のインテリジェンスを生かし
掛け算のように高め伸ばすリーダーのことで、その反対がディミニシャー(diminisher)です。
ディミニシャーは、周りの人のインテリジェンスを抑圧してしまうタイプの人です。
マルチプライヤーが人々のインテリジェンスを増幅する幅は、
ディミニシャーが抑制するインテリジェンスの幅の2倍となるとお話しされました。 
そして、その違いは、周囲の人々に対してどういう考え方で臨むかという、
ちょっとした対応の違いから生まれるそうです。
それはディミニシャーが「私がいないとみんなは何もできない(People don’t figure it without me)」と考えるのに対して、マルチプライヤーは「みんなは賢いから、
課題も解決できる(People are smart and will figure it out)」と考えるという違いです。
この二つの異なった考え方に基づいた行動の積み重ねが、
2倍の差となっていくと話され、それぞれの典型的な行動パターンをご紹介くださいました。
「自分がもっと増えれば」と考えたり、
「自分と同じ人をつくって、自分の思った通りに動いてくる」人をつくる。
これは完全に間違った考えだそうで、マルチプライヤーは、
自分の能力を使って周りの人の能力を最大活用するということです
大事なことは自分が知識を持っていることではなく、
自分の周りの人が持っている知識・知恵に素早くアクセスできるかどうかであり、
マネジメントのモデルが、Knowing, Telling, Directingから、
周りの人の能力をSeeing(発見し)Accessing(アクセスし)Harnessing(育み)
unleashing(開放する)にシフトしているとのことでした。
興味深かったのは、仮に自分がディミニシャーであるからといって、
マルチプライヤーになれないわけではないとのことお話しでした。
自らがディミニシャーだと思って落ち込んだり、
傷ついたりするような気持ちがある人はマルチプライヤーになれる可能性があります、とのことでした。
マルチプライヤーになるためには、ちょっとしたことからこれまでの行動を
変えていくことが大切とのことでした。
身近な行動変容の具体的ヒントも紹介されていました。
基調講演最後のメッセージは、綱渡りをしている人のスライドを映し、
「自らがいる組織の中の支配的なポジションや、
快適でいられるその場から一歩を踏み出すことです。
あなたの踏み出すその一歩が組織全体にどんな変化をもたらすか
よく考えてみてください」と行動を促す力強いメッセージを投げかけられました。
基調講演全体を通じて感じたことは、人と人の可能性を引き出す関わり合い
人を引き付ける情熱や人間性が今こそ重要で、
これまでよりもさらに、人と人のネットワークを活かした、
共創の力が求められていると感じました。
お読みいただきありがとうございました。
 感謝
マミートマツ・ファシリテーション・ラボ
  代 表  間宮 隆彦
組織と人の幸せづくり研究所
 主席研究員 間宮 隆彦

20130603 2013ASTDコンファレンスのご報告~基調講演Ⅱ ジョン・シーリー・ブラウン~

こんにちは、間宮隆彦です。
今日は、2013ASTD International Conference & Expositionの
基調講演第二弾の概要のご報告です。
会場のダラス・コンベンションセンターは
朝の8時前から熱心な聴衆の熱気に包まれていました。

ラディカルイノベーションのマネジメントやテクノロジーとラーニングの融合を専門に、
ゼロックスパロアルト研究所のほか、大手企業の顧問などを数多く務め、
幾多の起業家達のメンターともなっている
ジョン・シーリー・ブラウン氏(John Seely Brown)による基調講演です。
講演では、日本でも翻訳出版されている著書「Pullの哲学」の中で書かれている物語、
マウイ島にサーフィンのチャンピオンが生まれた経緯の写真・映像を交え、
デジタル技術によって引き起こされた加速度的な変化の特徴と、
その中の新しいラーニングのあり方を話され、
組織のCLO(チーフ・ラーニング・オフィサー)が取り組んでいく方向性を提示されました。
20世紀は、大きな変革の後に安定が訪れるという時代で、
ここでは予測可能性から効率性が求められ、コントロールすることや階級制度、
大量生産といった方法が生み出されました。
それに対し、21世紀のデジタルな変化は無限の可能性を持っています。
情報・知識もストックの世界からフローの世界へとシフトが起こっており、
知識を保護するのではなく、どう知識創造の流れに参画するかが重要になっています。
企業のチャレンジは、測定可能で戦略的な効率性の世界から
スケーラブル・ラーニング(拡張性のあるラーニング)の世界へ、
どのように移行したら良いかということのようでした。
その時に、知識やスキルはすぐに陳腐化してしまうので、
もっとメタ的な知識、マインドセットを獲得する必要があると
Pullの哲学が説かれていたと理解しました。
新しいラーニングのカルチャーとして「起業家的ラーニング」が紹介されました。
起業家はコンテクストを読み学習をしていくことが得意で、
どのような状況でも学びの瞬間に変えられる人たちであり、
流れを感じて、自分の心や頭だけではなく、
手足も一緒に動かして学習を具現化することに特徴があるということでした。
この起業家的ラーニングの基本的なあり方として
“Questing”“Connecting”“Reflecting”“Playing”の4つが挙げられました。
これらは人の「あり方」であり、それは教えられるものではなく、
自分たちで培ったり探したりしていくことしかできないと話されました。
そして、そうしたことをサポートする上ではメンタリングか特に重要とのことでした。
ミレニアルよりも上の世代がこうしたパラダイムに馴染んでいくためには、
若者がシニアに対してメンタリングする「リバースメンターシップ」が
重要になってくるということも述べられました。
この4つの基本的あり方の中でも特に“Playing”が重要で。
モンテッソーリーの児童学習方法にも触れながら、
無限の答えがある世界の中で、境界を超えてどんどんと探求し、
イマジネーションをもって試行錯誤し、変化し続ける意味で“Play”には
深い意味があると話しておられました。
最後に、「20世紀は組織が個人を形作っていたが、
21世紀は個人が組織を形作っていく時代になる。
人は本来的に起業家的な学習者であり、
CLOはこうした人たちのイマジネーションが躍動するような備えをする必要がある。
CLOはワークスケープがラーニングスケープとなるようなアーキテクチャーを
形成していく必要がある」とメッセージされました。
今日もわかりにくい文章をお読みいただき、ありがとうございました。
次回はASTD基調講演Ⅲリズ・ワイズマンによるリーダーシップのあり方を
「マルチプライヤー」というリーダーシップスタイルとしてこ紹介ご報告の予定です。
 感謝  

マミートマツ・ファシリテーション・ラボ
  代 表  間宮 隆彦
組織と人の幸せづくり研究所
 主席研究員 間宮 隆彦

20130603 2013ASTDコンファレンスのご報告 ~基調講演Ⅰ ケン・ロビンソン~

こんにちは
間宮隆彦です。今日は2013ASTDコンファレンスの基調講演Ⅰの概要のご報告です。

教育の分野で創造性の重要性を提唱している
ケン・ロビンソン卿(Sir Ken Robinson)による講演でした。
著書“Element”は日本でも「才能を引き出すエレメントの法則」
というタイトルですでに出版されています。
今回の講演では、「情熱の重要性」、「情熱と才能の関係」が実例を交えながら紹介され、
情熱を持って限りある人生の可能性を開いていこう!
というメッセージを彼らしいユーモアを交えて会場に伝えてくれました。

ロビンソン氏は長く教育に携わってきた経験から、
「すべての人が奥深い才能を持っていると感じている。
しかし才能は埋もれた天然資源のようなもので、
ほとんどの場合それを見つけることができていない。
それは、これまでの組織や教育の在り方がによるものと考えられる」とはなされました。
自分の才能を見出せた人は、条件がうまく合ってそれを引き出せたといえるのだが、
それには第一に情熱が必要だということでした。

情熱とは、何かをやっている時に、物事が楽しくてしょうがなく、完全にエンゲージしている状態のことです。
彼の論によれば、他の人がどう考えているか、
どう評価されるか、また自分が得意だからとか、
上手にできるからとかということは情熱には関係しません。
自分が本当に好きなことから始めることの重要性を、一つの例を挙げて語られました。

それは音楽家の家庭に生まれて、3歳からピアノを弾いて、
上手にできるからという理由でピアニストになったものの、
自分が本当は本や文章に情熱を持っていることに気づいて、
ピアノの道を捨て、編集者になって女性が、今は幸せでいる事例でした。
また、抗うつ剤の売り上げが脂肪酸・抗コレステロール薬の売り上げを超えたことや、
アメリカの学校における落第者数などを紹介しながら、
「幸福感とは物質的なものではなく精神的なものによって得られる」と話されました。

「人類が誕生してから累計でおよそ1,000億人の人が存在してきました。
しかし同じ人生を生きた人は一人もいません。
生まれてきたこと自体がミラクルであり、その中でそれぞれの人が情熱を持って、
個性や才能を花開かせていく環境を作っていこうではありませんか」と熱く語られました。

講演の最後にケン・ロビンソン氏は、アナイース・ニン(Anais Nin)の詩を紹介されました。
“And the day came when the risk to remain tight in a bud was more painful than the risk it took to blossom”
(堅く閉じたつぼみでいつづけることの苦しみは、花を咲かせようとするときの苦しみよりも遥かにつらい)

間宮自身は、ケン・ロビンソン氏のメッセージに共感し、
一人ひとりの人生が生かせる幸福感ある社会を
日本からつくり上げていきたいと思い、大きな拍手でスピーチへの感謝の意を表しました。
素晴らしい時間でした。

今日もここまでお読みいただきありがとうございました。
 感謝  間宮隆彦
次回は基調講演Ⅱ ジョン・シーリー・ブラウン氏です。
『心に描いた夢は必ず実現する』

マミートマツ・ファシリテーション・ラボ
  代 表  間宮 隆彦
組織と人の幸せづくり研究所
 主席研究員 間宮 隆彦

20130603 2013ASTDコンファレンスのご報告 ~ コンファレンスのキーワード~

こんにちは
間宮隆彦です。
今日は先日、米国テキサス州ダラスにて開催された
ASTD2013 International Conference & EXPOのご報告です。

今年は5月6日から9日までの4日間で約280のセッションが開催されました。
世界各国からの参加者は何と約9,000名です。
海外からの参加者は総勢2,200名で、国別には韓国が387名でトップ、
次がカナダ235名、中国172名と続いた。
日本からの参加者は128名で、全体では4番目でした。
ブラジルも日本とほぼ同じ数でした。

こちらに来ると世界の人材に関する潮流を感じることが出来ます。
ただ、コンファレンスの内容から、
明確なトレンドを感じ取るのは難しいというのが、トレンドかもしれません。
しかし、キーワードのレベルでは、全体の傾向が少し感じられたように思います。

以下は、コンファレンスの中でも比較的多くのセッションで取り扱われ、
連日行った情報交換会のご参加者の関心が高かったキーワードです。

・キュレーション 「ビッグデータを分類しつなぎ合わせて新しい価値を持たせ共有」
・ストーリーテリング
・強み、ストレングス、タレント
・パッション(情熱)
・ミレニアル世代
・Mラーニング、ソーシャル・ラーニング
・Tin Can API
・オーガニゼーショナル・アーキテクチャー
・バウンダリー
・セルフ・リーダーシップ、セルフ・アウエアネス、インナー・リーダーシップ
・スローダウン
・レジリエンス 「困難な状況にもかかわらず、しなやかに適応して生き延びる力」
・リバース・メンタリング
・ハピネス
・アジリティ
・ニューロサイエンス…etc

キーワードを見ていくと、
コンファレンスの背景に流れている文脈が見えてくるように思えます。
皆さまは何か感じたところがありますか?
どんなキーワードが気になるでしょうか?
個々の意味を解説しトレンドを語ることはまだできませんが、
大事な雰囲気を感じてまいりました。

次回の2013ASTDコンファレンスのご報告は、
以下の三氏の基調講演の概要をレポートしようと思っています。
・ケン・ロビンソン(Sir Ken Robinson)
 教育開発、クリエイティビティ、イノベーションに関する 国際的に認知されたリーダー。
・ジョン・シーリー・ブラウン(John Seely Brown)
 USCの学務部長アドバイザー・客員教授、Deloitte Center for the Edgeの共同主催者。
・リス・ワイズマン(Liz Wiseman)
 リーダーシップに関する研究・開発・講座を行うWiseman Group社の社長

お読みいただきありがとうございました。
 感謝 間宮隆彦

テキサス州ダラスのASTD2013に参加します

こんにちは、
「組織と人の幸せづくり研究所」間宮隆彦です。

今日から一週間米国テキサス州ダラスに行きます。
ダラス・コンベンションセンターで開催される
ASTD2013 International Conference & EXPOに
参加してまいります。
組織と人の幸せづくり研究所 主席研究員のグローバルな
学びと研鑽です。

ASTDは1943年に設立された非営利団体で、
世界中の企業や政府などの組織における職場の学習と
働く人と経営者の能力・機能の向上をサポートすることを
ミッションとしたナンバーワンの組織です。
世界100か国以上に会員がいる組織です。

年に一度のこの国際コンファレンスでは世界中から集まった
先駆的企業や教育・行政のリーダーたちが
直面している諸問題への取り組みを
国や企業の枠を超えて学び合います。

このコンファレンスにも中国、韓国の企業や団体・組織が
たくさんの人を送り込み精力的に学んでいます。

日本のASTDメンバーも、世界の人材開発の最新動向に触れながら
これからの組織・人材開発のあり方を探究する素晴しい場です。

特に私は、毎年様々な分野から選ばれたオピニオン・リーダーや
素晴らしい識者・実践家が語る基調講演は毎回深い学びと刺激を
いただいています。
今年も3人(ケン・ロビンソン、ジョン・シーリー・ブラウン、
リズ・ワイズマン)の基調講演があり、とても楽しみです。

毎回現地では、世界中の人材・組織開発にかかわる
人たちに触れ、「いきいきと元気な人と組織づくり」の
あり方に気づかされていますは
今回もさらに、どうあったら良いか肌で感じてまいります。

 感謝
組織と人の幸せづくり研究所 主席研究員 間宮隆彦
プロフィール

Author:組織と人の幸せづくり研究所
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